三相3線式とは?仕組み・単相3線式との違い・電力計算方法をわかりやすく解説
- IoT 電力センサ

三相3線式は、工場やビルの設備で広く使われている配電方式です。
モーターやコンプレッサなど、
大きな電力を必要とする設備を効率よく動かすことができます。
この記事では、三相3線式の仕組み、単相3線式との違い、電力計算方法、
IoTセンサによる電力監視までわかりやすく解説します。
三相3線式の特徴
三相3線式のしくみは、次のポイントで成り立っています。

・3本の電線を使用 (位相が120度ずつずれた交流電圧を供給)
・電圧は 200Vまたは400Vが一般的
・周波数は 50Hz/60Hz に対応 (東日本50Hz、西日本60Hz)
・中性線不要 (3相電流の和がゼロになるため、帰り線がいらない)
仕組み自体はシンプルですが、高効率で安定した電力供給を行える方式です。
三相3線式はどんな場所で使われる?
三相3線式は、特にモーターなど大電力を必要とする設備で多く採用されています。
| 用途 | 具体例 |
|---|---|
| 製造設備 | プレス機・コンプレッサ・ヒーター |
| 輸送機器 | エレベーター・エスカレーター |
| 冷熱機器 | 空調機器・冷蔵設備 |
| 工業用機械 | ポンプ・ブロワー |
よく混同される「単相3線式」との違い
三相3線と単相3線は全く異なる配電方式です。混同しやすいため注意が必要です。
※単相3線のコラムはこちら。
| 配電方式 | 使う場所 | 電線構成 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 三相3線 | 工場・大型設備 | 電線×3 | モーター・大電力機器 |
| 単相3線 | 住宅・小規模施設 | 電線×2+中性線 | コンセント・家電 |
三相3線式の電力計算方法
三相3線式の電力は以下の公式で求めます。
| 皮相電力(VA)= √3(三相交流の係数)× 線間電圧(V)× 線電流(I) |
| 有効電力(W)= √3(三相交流の係数)× 線間電圧(V)× 線電流(I)× cosθ(力率) |
| 無効電力(var)= √3(三相交流の係数)× 線間電圧(V)× 線電流(I)× sinθ(無効電力の割合) |
IoT電力センサは三相3線式に対応
SIRCの IoT電力センサユニット は三相3線式にも、単相2線・3線式にも対応しています。
従来方式よりも短時間で設置でき、より正確な電力データの取得が可能です。
従来方式との違い
従来の計測方式では、クランプメーターや電力計を使った手動・定期測定が一般的で、
連続モニタリングや遠隔での異常検知が困難でした。
一方、SIRCの IoT電力センサユニットなら、
電線2本にセンサを取り付けるだけで三相電力をより正確に計測。
設備の電力監視をリアルタイムで行うことができます。
技術仕様(対応範囲)
| 参考IVケーブル径 | 5.5sq~325sq |
| 電流レンジ | 0~300A (ゼロカット電流 1.5% of FS) |
※詳細は取扱説明書をご確認ください。
活用例・効果

省エネ対策
使用量を見える化し、ムダ運転やトラブル兆候を発見

設備診断・保全
稼働状況を常時監視し、異常検知・メール通知が可能
まとめ
三相3線式は、工場や設備に欠かせない電力方式です。
電力を正しく把握することで、省エネ・保全・安定稼働につながります。
まずは、設備ごとの電力データを可視化することが第一歩です。
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