2016年9月26日、株式会社SIRC(大阪府大阪市、代表取締役 辻本浩章)は、日東工業株式会社(愛知県長久手市、取締役社長 佐々木拓郎)と共同開発契約を締結したことを発表致します。

今回の共同開発は、株式会社SIRCが事業化を進める薄膜電力センサ「辻本デバイス」を、日東工業株式会社が事業展開している太陽光など新エネルギー発電設備も対象範囲に含む受変電設備から負荷機器へ配電する配電製品へ、応用するものです。

薄膜電力センサ「辻本デバイス」を用いると、交流電力、直流電力共に精度よく測定することが出来ます。電力、力率、高調波、周波数別電力等をリアルタイムにアウトプットできるという多機能性を活かし、配電盤等配電製品の計測機能強化に大きく貢献する開発を行います。

両社は双方の持つ特許やノウハウ等の知的財産を融合させ、配電製品に組み込み易く高機能な計測モジュールを実用化します。実用化されたモジュールは日東工業株式会社が生産し自社製品に組み込む他、両社で国内外に広く販売します。

株式会社SIRCは、大阪市立大学大学院工学研究科教授 辻本 浩章(つじもと ひろあき)が開発した強磁性体の磁気抵抗効果を用いた薄膜電力センサ「辻本デバイス」の事業化のため、2015年2月18日に設立いたしました。