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Technology

技術情報

磁性薄膜電力センサ

SIRCデバイスの特徴

磁気抵抗効果

異方性磁気抵抗効果

強磁性体の自発磁化の向きと強磁性体を流れる電流の向きのなす
角度に依存して強磁性体の抵抗率が変化する現象。

磁気テープやハードディスクの読出用ヘッドなどで使われている。
SIRCセンサではこの抵抗変化の線形部分を利用する。

Barber pole

異方性磁気抵抗効果

Barber Pole 磁気抵抗効果

Barber Pole パターン

SIRCデバイス構造

バーバーポール形センサ

デバイスの動作

乗算機能

非常に簡単な構造であるにも関わらず、デバイス自身に電流センシング機能、乗算機能を有し、結果(たとえば電力)をリアルタイムに電気信号として出力することが特長

原理:乗算機能

素子の磁性膜に現れる電圧変化が磁界を発する電流i1と素子に流れる電流i2の積に相当する。

短時間フーリエ変換

ウェーブレット変換

ウェーブレット変換は高周波では時間幅を短縮し、低周波では時間幅を広げるため、時間、周波数分解能のバランスが良い。

これによりウェーブレット変換は不規則、ノイジー、間欠的など非定常な号を観測できることが特長であり、音声解析や画像圧縮などに非常に有用である。

電力測定の原理

基本波の電力計測

差動出力

差動出力2