PEOPLE

「歩くデータベース」と呼ばれる存在へ

02

開発部門 / 小袖 義貴
2023年4月入社:東京都出身

今までただのツールだったセンサの「核」の部分を追求したかった

学生時代から電気工学を学び、前職・前々職ともパワーエレクトロニクスの分野における「電力変換装置」の開発部門で働いていました。その際に何気なくツールとして使用していたセンサの“核”の部分を知りたいと思い立ち、センサそのものの設計・開発に携わることができるSIRCへの入社を決めました。現在は、主力製品である角度センサと電力センサをはじめ、それらの周辺機器の開発・設計・生産立ち上げ業務や展示会における展示内容の企画立案に携わっています。
開発した製品が想定通りに動いた時の喜びは大きく、その達成感は開発した本人にしか得られないものです。マラソンにも例えられる開発の仕事ですが、一歩一歩着実に作業を進め、順番通りのチェックポイントを確実に通った先に最終的なゴールが見えてきます。望み通りの製品を届けることができた先にある、お客さまからの感謝の声や世の中に貢献できたという実感は、開発者としてなによりのやり甲斐であり、SIRCに仲間入りして良かったと思える一番の瞬間です。

社内外の「対話」から見えてくる望まれたモノを形にする真の開発

前職までは、ただ黙々と研究開発をしている日々が当たり前でした。SIRCへの転職をきっかけに大きく環境が変わったのは、営業担当との社内での会話や客先への同行、展示会などで外部の方と携わる機会が増えたことです。既に主力製品となる量産品がある状況ではありますが、取引先もどんどん増え、新製品開発の話題が持ちきりな社内環境でもあります。お客さまからの悩みや要望に応えるための技術面における説明は、私たち技術者の出番です。実際に営業担当と一緒に現場へ出向くと、お客さまそれぞれの要望を直接伺うことができますし、本当に望まれたモノを形にする対話は、その後の開発にそのまま活かすことができます。
この経験は、SIRCに入社してから初めてのことですが、ひとつの製品を作り上げるまでの「気配り」が何より大切なことを教わりました。まだまだ1年目。覚えることも多く、成長の途上ではありますが、微力ながらも一秒でも早く、新しくて利用価値のある製品を世に送り出す仕事を積み重ねたいと思っています。

壁のない社内で追い求める技術と営業の部門を超えた「橋渡し」

開発者として大手企業もベンチャー企業も経験し、3社目に選んだ会社がSIRCでした。ここのオフィスは、見ての通り「壁」もなく、営業部門と技術部門の距離が近いことが特長です。壁すらない社内にはいつも熱意があふれ、部署を超えたコミュニケーションが活発に行われています。また、私自身もそうですが、開発・設計の範疇を超えて、お客さまと直接やりとりをする商談の場にも多く出向き、二足のわらじを履きながらの日々を過ごしています。この立場だからこそ集まってくる情報は、開発に携わる人間として本当に必要な「視野の広さ」に繋がっています。
将来的には、ただ技術を極めるのではなく、SIRCにおける営業部門と技術部門の“橋渡し的な役割”をとことん追求し、歩くデータベース、歩く辞書と呼ばれるまでの存在を目指したいと思っています。
これから同僚になる方へ伝えたいことは、「やりたいことが多ければ多いほど輝ける会社」だと言うこと。いろんなことに興味を持てる“欲張りな人”が、SIRCにとって一番の即戦力になると信じています。

02

CHANGES THE WORLD WITH US

TOP