【大阪・関西万博】超小型電力センサ「ねじねじ」ってなに?? ~体の中を大公開!ミライのくらしを支えるヒミツ~

万博で展示中のミライの電力センサ「ねじねじ」

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このページは、大阪・関西万博で展示中の超小型電力センサ「ねじねじ」の情報をお届けします。👉展示の詳細は こちら

登場人物

さくら Sakura
2035年生まれの15歳。久太郎町のレトロビルで一人暮らしを楽しんでいる。忘れっぽく、熱中するとついやりすぎてしまう一面も。日々「ねじねじ」に助けられながら生活している。

ねじねじ Neji-neji
さくら家の家電に取り付けられた超小型電力センサ。電気の使用状況を把握するだけでなく、ひとり暮らしのさくらの生活を支える相棒的な存在。

すぎもとさん Mr.Sugimoto
さくら家の近所に住んでいるおじいさんで、実はねじねじを開発したすごい人。おっとりした性格だが、ひとたび研究モードに入るとものすごい粘り強さを見せる。

もくじ

核心部はここだ!まめまめセンサー群!
ねじねじの司令塔!キレキレ頭脳!
ミライのエネルギー肌!やわらかお肌!
どこでも巻きつく!しなやかボディ!
エネルギー満タン!元気のみなもと


ねじねじの中身がもっと知りたくて、開発者のすぎもとさんに来てもらったで!

ど~も~。すぎもとです。興味を持ってくれてうれしいよ。
実は、ねじねじの中には「5つのひみつ道具」が詰まってるんだ。

まずはこれ、「まめまめセンサー群」!(パカッ)

うわっ、はじめて見た!かわいい名前やけど、何するための道具なん?

これはな、電気を測るための「SIRC(サーク)デバイス」がギュッと詰まってんねん。ボクのいっちばん大事なコアの部分や。
小さくて、壊れにくいし、安全やねん。しかもめっちゃ正確やで。
そのときに一番ええ感じのデバイスを、ボクの「キレキレ頭脳」でパッと選んで使ってるんや。

自分で「キレキレ」って言うんやな。

SIRCデバイスはね、「磁性薄膜(じせいはくまく)」っていう技術の研究から生まれたんだよ。完成したのは2013年で、実はけっこう歴史があるんだ

大阪のベンチャー企業、株式会社SIRC(サーク)のコア技術で、2025年ごろには、工場や施設向けの IoT電力センサユニット に搭載されて活躍してたんだよ。

👉 SIRCデバイスの詳しい情報は こちら


ちょいと専門的だけど、ぜひ知ってほしいな~。

次はこれ、「キレキレ頭脳」。
SIRCデバイスからの情報をAIで処理して、さくらの生活リズムを学習してんねん。
たとえば、うっかりを電気つけっぱなしで出かけても、ちゃんと判断してオフできるんや。

(…え、なんでもお見通しってことなん?)

しかも、ねじねじは世界中の仲間と情報をシェアしてるんだ。
天気や災害情報もチェックしてるし、電波が届きにくい場所では中継機や衛星で通信しあってるよ。

エネルギーを無駄なく使えるように、24時間365日ずっと考えてんねん。

…思ってたよりすごいやん!

まだまだあるで〜。次は「やわらかお肌」。光をエネルギーに変えるボクの「肌」やねん。

はこれ、ペロブスカイト太陽電池っていう発電技術を使ってるんだよ。
部屋の明かりくらいでもしっかり発電できる、すごいやつなんだ。とても薄くて柔らかくて、透明感があるよ。

ちなみに、ペロブスカイト太陽電池は、万博会場内のさまざまな場面で活躍しているよ!もうちょっと知りたくなった人は、下のリンクも見てみてね。

👉 会場はペロブスカイト太陽電池の社会実装の最前線! ※外部サイトがひらきます。

そして、体を支えてるのは「しなやかボディ」。どんな形の電線にもピタッと巻きついて固定できるし、電線からも電気をもらって発電できるんだ。

えっ、暗いとこでも動けるってこと?

せやで。真っ暗な地下の建設現場でも、新月の夜でも、電線さえあれば発電できんねん。

ねじねじって結構ロマンチストやな~。

そして最後が「元気のみなもと」。
発電した電気をためておく場所。小さいけど頼れる存在だよ。

ねじねじの中、いろんなもんがギュッと詰まってるんやな〜。
ずっと一緒におるけど、知らんこと多いわ。なんかちょっと感動するな~。

ふふん、そう言うてもらえるとうれしいな〜。