用語説明

データロガーとは、センサなどから送信される計測データを自動で記録・蓄積する装置です。計測値を連続的に記録し、エネルギー管理や設備監視を可能にします。

データロガーの基本機能

自動計測・記録

センサから受け取った温度、電力、圧力などの計測値をメモリに自動保存します。

複数の通信対応

LAN接続、USB出力、ModbusTCP、MQTT、FTPなど複数のプロトコルで上位システムへデータを送信します。既存システムとの連携が容易です。

スタンドアローン運用

ネットワーク環境がなくても単独で動作するため、現場の構造に応じた柔軟な設置が可能です。

SIRCのデータロガー

DLG03-060

最大6台のセンサを接続可能なコンパクトモデル。USB/内部メモリ対応で、最長690日分のデータ保存が可能。製造現場の省エネ対策や機器監視に最適です。
https://sirc.co.jp/product/dlg-01/

DGW03-020

最大20台のセンサ同時接続に対応する多接続モデル。生産ライン全体のデータ一括管理が実現でき、最長450日のデータ保存が可能です。
https://sirc.co.jp/product/dgw03-020/

SIRC データロガー DGW03-020

IoTシステムにおける役割

SIRCのIoTセンサユニット(IoT電力センサIoT角度センサIoTデジタル入力ユニット)がBluetoothで計測データを発信し、データロガーが受信・記録・変換を行います。これにより計測データの一元化と分析が可能になり、エネルギー管理、予知保全、業務効率化など企業のDX推進を支援します。

実装のポイント

データロガーの活用効果を最大化するには、計測間隔・保存期間・通信方式を現場要件に合わせて設定することが重要です。SIRCのデータロガーは0.2秒~1800秒の柔軟なサンプリング設定に対応し、小規模現場から大規模システムまで対応可能な選択肢を提供しています。

業界別の導入メリット

製造業生産ライン全体の消費電力を自動計測し、工程別・製品別の電力消費を把握。省エネ改善ポイントが明確化されます。
化学プラント複数の圧力計や液面計をIoT化し、点検業務の効率化と安定操業を実現。防爆対応モデル「PAKx5シリーズ」で危険エリアにも対応可能です。
水道施設ポンプの吐出圧力など複数ポイントを同時監視し、機器の異常を早期に検知できます。

データロガーを活用した導入事例

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